4月17日(金)〜19日(日)の3日間にわたって、第3回男木島図書館大掃除大会を実施しました。
今回は家の中に残っていた荷物の運び出しと家周りの草抜き、2階の床掃き掃除を中心に行いました。
島に住んでいる若者に加えて、男木島ファンの方やこの大掃除参加のために遠路はるばる東京からお越しくださったゲストの方などボランティアさん数名にもお手伝いいただき、皆で作業を進めていきました。
まずは、荷物を運び出す様子から。
この家で昔住んでいた人の暮らしが感じられる食器などの日用品から畑仕事で使われるような器具、大型家具など、ありとあらゆる家財道具が次から次へと出てきます。なかなかの力仕事ですが、頼もしい男性陣のおかげで着々と荷物が家の外へ運び出されていきます。
不要で燃やせるものは庭に設置したドラム缶焼却炉でそのままどんどん処分していきます。ごうごうと燃え上がる炎を見て「これが冬場だったらあったかくて、焼き芋でもできたのになぁ〜」と談笑もしつつ、一日がかりで無事にすべての荷物の運び出しを終えることができました。
続いては、家の周りの草抜きの様子です。
数十年間空き家だったこともあり、根深い雑草が庭一面を覆い尽くしていたのですが、お掃除部隊の手によって地面の土が見えるまでにすっきりとしました!
一人ですると地味で大変な作業も皆でやればあっという間で、得られる充実感や達成感も倍増です。
最後に、 2階の床掃除の様子です。
荷物がなくなり広々とフロア全体が見渡せるようになりましたが、長年の廃屋状態の間に崩れ落ちた土壁の土や塵がどっさりと堆積していました。ここでは女性陣が中心となって、箒とちりとりを使ってきれいにしていきます。
掃除中、昔学校で使われていた数学の教材や昭和レトロな漫画雑誌などのお宝が見つかって大興奮したり、クモなどの虫があちこち行き交う姿に大パニックになったりと大忙しでした(笑)
舞い上がる土ぼこりでどろどろになりながらも、数時間の作業で見事すべての土や塵を取り除くことができました。
床材が姿を見せ、窓から差し込む光がやわらかく空間を照らします。ここに本棚が並ぶ景色を想像するとわくわくしました。
土のう袋に詰められて取り除かれた土は、前回までの作業で見つかった男木のグランドキャニオン(1階床下の地割れ)を埋めるために再利用されました。
穴に土を入れ込み、上から圧をかけて踏み固めていきます。この過程で写真手前に見えている束石が取れてしまうというハプニングも起きましたが、こんなことも「お役目ご苦労さん〜」と笑いで吹き飛ばしてしまうのが男木流です。
あなたも一緒に、わたしたちと図書館づくりをしていきませんか?
今後も引き続き毎週末、ゴールデンウィークと改修作業を行っていきます。時間は午前9時〜午後4時半ぐらいを予定しています。午前中だけ・午後だけと、少しのご参加でも大歓迎です。
ご興味を持っていただけた方は下記フォームより、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。皆様のご参加、楽しみにお待ちしております!