ここのところ、instagram や Twitter、Facebook ではちょこちょこ様子をお伝えしていた図書館前庭工事。
レンガを敷きつめ、小さな小屋を建てました。
この庭の名前を「老人と海」と名づけまして、イベントスペースとして活用していけたらと思っています。
なぜ広場「老人と海」作ったか
男木島では2年半前から数えて現在移住者が40人近くまでのぼりました。その方達の大半が「Iターン」と呼ばれるもともと男木島に縁のなかった人たちです。男木島図書館では、移住相談をカウンターで受け付けるなど、移住へのサポートを行ってきていたのですが、一歩進んで「移住してからのサポート」もできないかと考えていました。
そこで移住者支援を行い図書館建設も主導して行ってくださっていたNPO法人男木島生活研究所さんに、移住してきてからのお仕事支援、居場所支援として、図書館をもっと活かせたらと相談して作ることになったのがこの「老人と海」です。
移住してきた人たちの職業は様々で、もともと持っていた仕事を島でもできる人、島にある職業に就く人、そして島であらたに起業する人がいます。
島であらたに起業する場合、特にネックとなるのが場所の問題で、家を探し改修が必要になることが殆どです。
そして場所(家)探しと改修には時間がかかります。その間にお試し店舗やイベントができるようにと考えました。
ダモンテ商会
8月に男木島へ移住してきたダモンテ夫妻も、男木島図書館の移住相談を入り口とし、島へ移住していらしたのですが、まだ店舗となる場所が決まっていません。
というわけで、寒くなるまでは「老人と海」で期間限定でお店を出してくださいます。お店の名前は「ダモンテ商会」。ちなみにこの名前は、旦那さまの名前にちなんでいるとのことなので、ぜひお会いした際には名前を聞いてみてください。
天然酵母で作ったパン、スコーンやグラノーラなどを中心に、男木島産バジルやイチジクを使ったオープンサンドなどを提供しています。チャイやスープもありますのでこれからの時期嬉しいですね。
軽食は図書館に持ち込んで食べていただくこともできます。(※アルコール類は館内には持ち込まず、広場でお楽しみください。)
土曜日に稼働開始したら、島の人も島の外からの人も次々と来てくださって、図書館内とはまた別のあったかい空気が流れています。
「老人と海」建築
男木島生活研究所さんと8月に移住してきたダモンテ夫妻を中心に、灯台守りの清さん、棟梁こと稲塚さん、島に住む西川さんご一家に、山口さんご夫妻、ミッキーに橋本さんにウルリッヒさん、かずのり兄さんと大勢の方の手を借りて、ほぼ完成となりました!
できあがるまでの様子をどうぞご覧ください。
本当にお手伝い下さった皆さま、ありがとうございました!
「老人と海」のこれから
「老人と海」においてある本も、もちろん貸し出しいたしますので、お気軽にお声がけください。
また稼働スケジュールなどは改めてこちらにてお知らせしていく予定です。
どうぞ宜しくお願いします。
今回のレポートは、ミッキーのデジタル一眼を借りて、久しぶりにデジタルカメラを手にしてちょっと調子に乗った額賀が写真多めでお送りしました。
移住者が40人とはすごいことですね~
私は、図書館がない地域では暮らせないと思っていますので、
うらやましい。みんな仲良さそうだし!
ダモンテ商会さんのパン、お土産に買って帰ったのですが、美味しかったです。
今回の芸術祭では、男木図書館と広場の空間がもっとも心震わすものでした。