男木島図書館12月のお休みについてと、考えたこと

こんにちは。男木島図書館館長の額賀順子です。
男木島図書館の年内島外向けの開館は12月15日よりお休みに入ります。1月の開館は1月17日以降の予定です。

少し長いお休みをいただきますね。
ここ最近考えていたこと、ちょっと島外向けの開館をお休みしようと思った理由を書きます。

男木島図書館は地域の図書館として運営したいと思っています。もちろん島外からいらっしゃる方も歓迎していますし、来てくださったら嬉しいです。しかし、最近島外からいらっしゃる方の求められることと運営がしたいと思っていることに少し齟齬があるように感じられる出来事が何度かありました。

私たちは地域の図書館として、長く続けることを目標としています。そのためには地域の人と仲良くすることが大切だし、また運営する人間が疲れてはいけないと思っています。

でも、外からいらっしゃる人はせっかく来たのだから、図書館を運営している私たちと話したかったり、もっと男木島らしいおもてなしを受けたかったりもしますよね。その気持ちもわかります。
そして島外からいらっしゃる方に「もっとこうすれば良いのに」というような言葉を受けるようになりました。しかし、それは私たちが選ばなかった方向なのです。
そういう声はきっとすごく一部の方なんだとは思います。来て良かったと帰られる方も、後からお手紙をくださったりする方もたくさんいます。私たちはいつもそういったことに励まされています。ありがとうございます。
ただ、一部だとしても、こういった齟齬を感じるたびにどうしたらいいかと考えてしまうのです。そして、私たちが考えている「地域と共にある図書館」「持続可能な形で運営する」というのは長い目で考えたときに、やはり大切にしたいことだとも思うのです。

そんなわけで、少し実験と充電のために島外の方向けの開館についてお休みを長くとってみることにしました。島内の方は、館長がいるときでしたらいつでも開放しますので気軽にいらしてください。(そして結構な割合でいると思います)

島外の方へは申し訳ないのですが、ゆるゆると開館する男木島図書館へ、開館日に遊びに来ていただけたら嬉しいです。私たちはあなたたちとも、共にありたいと思っています。

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