燃え殻×会田誠『瀬戸内海の離島で語る、ボクたちはみんな大人になれなかった』ノート

「男木島図書館、行くよ」と、不意のメッセージから始まったこの企画。
あっというまにすべてが決まって、高速艇に乗るとはこういう気持ちかしらと思ったのでした。

 

今年のことは今年のうちに第三弾、燃え殻さんと会田誠さんによる対談『瀬戸内海の離島で語る、ボクたちはみんな大人になれなかった』ノートです。
と、言っても、お話しされたことのレポートというよりは、ふわっとした周りの話という感じになります。

 

 

到着されてすぐ、対談前に写真を撮らせていただく。
これはきっと正解。この後は暑さもあってモヒートとビールをごくごく飲んじゃってたので。

 

そもそも「どうしてこんな豪華な対談が男木島で?」というのが、みんな思った疑問ではないでしょうか。

 

対談の前書きのような感じで少しお話もしたのですが、燃え殻さんと私が古い友人で「いつか島に行くね」の言葉をこのタイミングで叶えてくれた、という感じなのです。

昨年、男木島は瀬戸内国際芸術祭の舞台の一つの島になっていまして、会田誠さんは男木島で滞在制作をされていました。ちょうどその時に燃え殻さんの「ボクたちはみんな大人になれなかった」が連載中でその話を男木島でしたのでした。
cakesの連載で私の写真を使っていただいたそこにあるキャプションの名前に額賀順子とあったのを、会田さんも参加されているアーティストグループ「昭和40年会」会長の松蔭浩之さんが「あれ?これって男木島図書館の額賀さん?」と気がつかれたのがきっかけで、その話になったようにも記憶しています。

 

たたみかける抒情、と話したそのことをTwitterで呟いて。その後、東京で美学校の対談でお二人が会われていたこともあって、ぜひに、島でも、と。

 

 

モヒートとビールと、小説の話。
なぜ書いたのか。
人との繋がり方の癖みたいなもの。
それと、家族の話も。

 

 

図書館はぎゅうぎゅう詰めだったけれど、不思議とみんなリラックスして話したり聞いたりしていたように思います。

 

 

みんな一緒での記念撮影。
対談が終わった後も、来られた皆さんとお話したり、サインをしたりして、最終の船の時間までを過ごしました。

 

会田さんと燃え殻さんは島に宿泊、それから急遽参加者の多さにお手伝いをお願いしたスタッフ的みんなは島の人だったりお泊まりだったりしたので一緒に夕飯を。
少し、海に浸かったり。(泳いだりという感じではなかった)
それから夜の図書館で話をしたり、お散歩に行かれたり、思い思いに過ごしました。

 

 

めおんを見送る時は、いつも「さよなら」じゃなくて、「またね」と思います。
「ありがとう」と「またね」。

 

 

なんとなく、そのままスイカを食べたり。

 

 

本を読んだり。夏休み最後の日。

 

 

そして2度目の「またね」。

 

今回、燃え殻さんも会田誠さんも、旅費もギャランティも何もなしで純粋な(という言い方をなんとなく恥ずかしがる二人のように思いながら)厚意で男木島図書館にてこのようなイベントをしてくださいました。
深く深く感謝を。

 

 

ピース。

 

夏休みのレポートを冬休みに出すみたいになっちゃったけれど、あの時間を一緒に過ごしたみんなにとって海で拾ったシーグラスをずっと窓辺に置いとくみたいに夏の匂いがずっと残る思い出になってたらいいなと思っています。

 


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雨に濡れる5000冊の本。瀬戸内海に浮かぶ男木島図書館を守りたい

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